植物が人間を元気にする。
フィトセラピー=植物療法と植物美容
和田: 今日はよろしくお願いします。
池田: よろしくお願いします。
和田: さて、明子さんは、フィトセラピーの学校の校長先生なんですが、そもそもフィトセラピーというものはどういうものなのでしょうか?
池田: フィトセラピーという言葉は、かなり昔からヨーロッパの方では一般的に使われていたみたいですね。「フィト」は、植物と言う意味で、セラピーは療法ですから、つまり植物の力を使い、私たちの自然治癒力を活発にする療法なのです。最近、「フィトコスメトロジー」という言葉を広告に使っている大手化粧品会社がありますね。あと英語読みだと「フィト」を「ファイト」って読んで「ファイトケミカル」という言葉をサプリメントの広告に使っているところもありますね。
和田: ファイトケミカルって聞いたことあります。
体に取り入れて戦う。白血球みたいな、そういうファイトと思っていました。
池田: フィトのことなんですね。植物療法や植物美容ですから具体的には、アロマセラピーやハーブ療法など植物の力を使う療法はすべてフィトセラピーに入ります。それにインド伝承医学のアーユルヴェーダや中国医学でも薬草を使いますしね。もう少し範囲を広げて海の植物といえば・・・
和田: 海草ですか?
池田: ええ。タラソテラピーもフィトセラピーの中に入れている場合もあります。フィトセラピーの範囲はかなり広いですね。森林を歩いて癒される「森林療法」もフィトセラピーの中に入ると思いますね。
和田: 植物に関する全ての有用性を、人が上手く利用して、そういった療法とか癒しとかに関わるものは、一通りフィトセラピーと言っても良さそうですね。
池田: そうですね。
和田: アロマセラピーって、僕はわかっているようでわかっていないんですけど、香りですよねえ?
池田: そうです。アロマセラピーは植物芳香療法ですね。アロマというのは、植物の中の有効成分を濃縮した精油を使って、嗅覚からは香りで、オイルマッサージなどでは皮膚から取り入れるんです・・・
和田: 例えば、香りや揮発した中の有効成分が気化して飛んでくる?
池田: はい。 五感の中で嗅覚だけが、他の感覚とは違うところがあるんです。それは五感の中では嗅覚だけが、大脳新皮質を通らずに、大脳辺縁系に直接届くんです。だから香りは人類の深い記憶というか、そのようなところにもいろいろ影響があるんではないでしょうか。
和田: じゃあ、臭いところっていうんじゃないですけれども、非常に不快な香りがする場所っていうか、そういう所って無意識のうちに影響されてるんでしょうね・・・(笑) 逆があるわけですから・・・。
池田: そうですね。それとスピリチュアルな部分で香りのことをおっしゃる方がいますよね。
和田: 確かに、家でもアロマを焚いたりするんですが、やっぱりアロマが香ると、場の気が良くなりますよね。気なのかフィーリング的になのか・・・
 メディカルハーブっていうのは、やはりお茶とかですか?
池田: そうですね。お茶とかチンキ剤、浸出油にして使うことが多いです。それから自分で作らなくても薬効成分が高いものを特に何種類か選んで製品化されています。
和田: 僕も、ヨガをやり始めてハーブティーを飲むようになって、いわゆる普通のお茶よりもハーブティーを好んで飲むようになったんですね。あの解毒作用とか、実際にどんなのかわかんないんですけども、やっぱり飲むと体に入るじゃないですか。それで肝機能が高まったり、腸の機能が高まるとか、それによって解毒が進むんでしょうか?
池田: 解毒作用(デトックス)は、現代人にとって、とても大切ですね。生きていく上で知らず知らずに色々な有害物質が体に蓄積されているわけですから、おっしゃるとおり解毒の働きを高めるためにフィトセラピーは大変役立ちます。
それと、人は食べ物を食べて生きていますから、特別な有害物質でなくても、食べ物の燃えカスが体内に蓄積されていくんです。これを放っておくと、体内の環境が低下して免疫力も低下するんです。ですから、今流行のデトックスが大切ですが、ハーブはこの作用がとても高いですね。
あと、私が冬になると必ず助けてもらっているハーブにユーカリがあります。風邪予防ですね。子供にもよく使います。
和田: それはお風呂に入れるとかじゃなくて・・・?飲むんですか?
池田: ええ。お茶もいいですし、オイルをアロマポットに入れて寝るときに焚きます。そうするとね、風邪の予防になります。空中の細菌に作用して抗菌作用があるんですね。それとユーカリの主要成分シネオールが鼻とかね、粘膜を風邪から守ってくれるので・・・
ひいちゃってからでもユーカリは結構いいですね。
 ラベンダーも結構抗菌作用があります。それにラベンダーは色もきれいですから・・・
和田: 植物は、たくさんの種類がありますね。アロマオイルも種類がすごくあるし、当然ハーブも無数にありますよね。実際に成分で分けるとそれぞれに効能がありますが、みんなが欲しいていうのはだいたい絞られますか? 先ほどのように、冬だったらユーカリが風邪とか、喉だったらこれとか、目には何々とかですね。肝機能を高めるにはタンポポ、タンポポコーヒーとか・・・
池田: ええ、そうですね。タンポポコーヒーは肝機能を高めるハーブで美味しいです。やはり、ハーブティーの場合美味しいことも大切ですよね。透明のティーポットに入れた時にきれいなハーブは目でも楽しめるのでいいですよ。あと、万能といわれるのはラベンダーの精油。ラベンダーが有名なのは、やっぱりやけどじゃないですかね。
和田: そうなんですか。
池田: やけどをしたときに、ラベンダーの精油をパッと付けるのが一番いいですね。治りも早いし。軟膏とかを付けるよりもこちらがいい。
和田: ユーカリと言えば、オーストラリアに行った時に、よくブッシュファイヤーって言って火事が起きますよね、自然発火。ユーカリって、風とかで葉っぱが磨れるでしょ。それが擦れ合った摩擦で火がつくらしいんです。それでブッシュファイヤーが起こって、でもユウカリの木は死なないらしいんですね。焼けすぎると死ぬんでしょうが、自分で虫を落とすために発火すると聞きましたが・・・笑。
池田: すごいですよね。植物っていうのも人と同じか、それ以上の感覚があると思うんですよね。それにアマゾンなどに行くと、動物顔負けの植物があるらしいです。前を通りかかった動物にバタッと傾れかかって捕獲するとか、交配するために、オス蜂が寄って来るようにと、メス蜂と同じような香りを発散させる花もあるそうです。
 人間は植物の力をかりて進化してきたと言っても過言ではないと思います。ですから植物に触れることによって癒されていく。アロマを焚いただけでも何か体がすーっとするっていうことは、自分の感覚と植物が持っている感覚が・・・
和田: 共鳴するようなね。
フィトセラピーの知識があれば、世の中は随分変わる。
和田: アマゾンのジャングルなどには、特殊な植物とかがあって、天然のものを採集したりしますよね。アマゾンとかね、人間がほとんどいない動植物の世界で、そこに人間に効果のあるものが沢山あるって不思議な感じがしますよね
池田: 動物と植物の関係って、もともと動物は海から陸に上がってきたと言われていますよね。
 海の中ではエラ呼吸なので、陸みたいに酸素にさらされないですから、有害な活性酸素も少なかったはず。しかし陸に上がると大量の酸素と太陽光線にさらされて、とたんに厳しい環境になったわけですよね。何で陸に上がったのかわからないですけれど、陸に上がった動物の祖先は植物に守られて生き延び、進化してきたと言っても過言ではないと思うんですね。
和田: なるほど・・・
池田: 植物というのはもともと地上にあって、恐竜が滅んでも、植物は残りました。動物が死ぬって事は、植物にとっては栄養なんですよね。
和田: そうですね。分解して・・・。
池田: 地上で繁栄した動物は変わっても、変わらない植物はたくさんありますね。海から上がって来た生物にとって、紫外線や活性酸素はとても有害だったわけですが、植物には、活性酸素や、紫外線から動物を守る効果がたくさんあるんです。ちょっと精神的な話になりますが、なるべく意識して植物とコミュニケーションとることって、とても重要なことだと思っているんです。植物は全てわかってるような気がするんです。植物の前だと、何か隠せないようなね・・・
和田: 僕が持っている植物の本で「植物の神秘生活」という工作舎から出ている本があります。
サボテンに話しかけるとサボテンが応えるというようなこととか植物の不思議について書かれた本です。微弱な電流の流れの変化で、ウソ発見器を用いて実験したというような話とか・・・。植物全般そういうのがあるんでしょうね・・・
池田: あると思います。
和田: 実際に、生花がお部屋にあるのとないのとでは、当然、場の空気は、生き物がいるわけですから全然違いますね。
 フィトセラピーで出来ることっていうのは、先ほどのように、身体について作用するものと、精神面に作用するものとがあると・・・
池田: そうですね。今、西洋医学の中で使われている薬品の中でも、植物由来のものが結構ありますね。フィトセラピーは代替療法で使われていますけど、私が思うに、これだけ発達したいいものが沢山ある世の中ですから、西洋医学と代替療法が持ついいところをたくさん取り入れてバランスよく有効に活用していけばいいんだと思います・・・どちらに偏ってもいけなくて、なんでもバランスですよね。
和田: お茶もそうですね。全部茶葉を加工することで、特性を引き出したりとかありますからね・・・
 フィトセラピーの可能性については、どうでしょうか?専門的なことは、アキさんの学校で学んでいただくのが一番いいと思うんですけど、どういった方向性に可能性があるんでしょうね。
池田: フィトセラピーって日常生活で役立つ簡単なものです。専門的な領域では、医療的なものまであると思うんですが、個人的には現代人にとって、フィトセラピー的な意識は非常に有効だと思うんですね。お仕事をしていくにしても何にしても、どうしてもストレスが溜まりやすい時代ですので、いろんな方法があると思うんですけど、あらゆるところにフィトセラピーが日常の中で使えるんですね。
和田: そうですね。
池田: 皆さんが、少しでもフィトセラピーの知識を持っていただくと、世の中が随分変わるんじゃないかと思います。やっぱり、お子さんをお持ちの方がよく言われるんですけど、ちょっと問題があったりしても、森の中とか自然の中に行くと、すごく気持ちにゆとりが出てくる。だから、現代こそ、そういった意識が芽生えるような、いろんなお勉強をしてもらうと、とてもいいと思います。
和田: もっとも身近な自然に触れる方法だと思うんですけど。自然の中には入れないけど、自然を取り入れる。例えば病気になったり調子が悪いとすぐに薬を飲んでしまうのではなくて、植物のことを知ることによって、その植物を有効に使う。そういう意識を日頃から心がけておくと、事前に予防とか、植物の力を使うことで、落ち着いて物事を考えたりできる。生き方のプロセスそのものにフィトセラピーが入り込んでくることによって、ライフスタイルが自然に良くなってくるというような・・・。
池田: そうなんです。たぶん戦前までは、多くの日本人の中にそういう知恵が生きていたと思うんですね・・・
 でも、やはり合成薬品の方が効果がわかりやすいので、どうしてもそちらに流されていってしまった。人類はこの合成薬品のおかげで、長い間悩まされつづけたペストやコレラと言った感染症から解放されたのですから当たり前なのです。でも、1950年代を境に世の中が感染症に悩まされる時代から生活習慣病に悩まされる時代に変わってきたんです。生活習慣病にはマイルドな効き目の植物が有効ですから、一時は合成薬品におされて見捨てられていた植物療法が復活してきたわけですよね。
ですから、どっちか一方の知識だけを使うという偏りもあまり良くないと私は思うんですね。何でもバランスだと思うんです。それにハーブの知識は無いのと有るのとでは大きく違います。フィトの知識、知恵は私たちの一生の財産になりますね。
和田: 昔は、おばあちゃんなんかが、すぐに植物を煎じたり、アロエとかポキッと折ったりね。
そもそもフィトセラピーの出会いというのは、どんなことだったんですか?
池田: もともと学校では、臨床検査学科だったのです。いわゆる大学病院とか、検査センターとかで検査をする人。大学病院で1年間実習をしてたんです。大学病院なので、普通の患者さんにも接するんですが、難しい病気があるとすごく大変だったんですね。その時に、今、私は病院に勤めているけど、私自身が例えばこういう病気になったら入院せずに死のうと思っていたこともあるんです。本当にそういう時期があって、難病などに接すると真剣に思っていました。
和田: そのぐらい患者さんが苦しまれていたのを見てたから・・・
池田: 苦しまれてたというよりも、当時は治療環境が殺伐としていて、その上この治療をやってもまわりもみんな治らないと思っているのに、ただ延命しているだけという・・・そんなことをたくさん見てきたから、そんな風に思っていたんです。しかし、そんな時に東洋医学の効果を実感する出来事があったんです。それで興味をもち勉強していくうちにアーユルヴェーダからアロマセラピー、そしてフィトセラピーと出合ったのです。
東洋医学の効果を実感する出来事というのは、台湾から留学して来られた先生がいて、その先生が言葉も良くわからないので、大学病院の中で教授にないがしろにされていたんですね。周りで見ている私たちは、いつもかわいそうだなと持っていたんですが、ある時、有名な教授が五十肩になったんです。すごく辛そうで、もちろん病院で医者に掛かるんですけど治らないんですよ。かなりひどい五十肩だったんですね。その時に、台湾の先生が「僕が、鍼をやりましょうか」って言ったんです。30年も前のことですから西洋医学一辺倒の大学教授は最初は断っていたんですけど、どうにも良くならなくて、かなり辛かったんでしょうね。鍼をやってもらったんです。そうしたら本当に、驚いたのですが、五十肩があっという間に、もう劇的に良くなったんです。
和田: へえ。
池田: 余談ですが、その時の鍼がね、それ以来 鍼灸医に行っても絶対に見ない、畳針みたいに太い針なのです。しかも、持ち主は医者ですから、鍼の消毒には神経を使っていて一回使うごとに高圧滅菌しちゃうんですね。だから、銀の針がもう真っ黒に変色して、「うわぁ〜こんなのを刺すの?」って思ったんですけど、刺したら治ったんですよねぇ・・・
和田: それ、突き刺すんですか?
池田: 突き刺すんですよ。
和田: ヒエ〜ェ!
池田:
実は、私はその時、心電図の測定をやってたのです。今の心電図測定器にはありませんが、その頃は測定中にある技術が必要だったんですね。そのために手首が腱鞘炎になって痛かったんです。それもその鍼をやってもらったら、一回で治ったんですよ。もうすごい!西洋医学で治んなかったのに、鍼はすごいな!と思って。そうしている間に、教授の中にも東洋医学に詳しい先生との出会いがあったりして、私も興味を持つようになったんです。そして東洋医学と言えば薬草は切りはなせませんから。
和田: 漢方ですよね。
池田: まずはじめ、東洋医学っていいなあと思っていた時に出会ったのが、アーユルヴェーダだったんです。その後インド伝承医学研究所のアーユルヴェーダーのセミナーに行っている時に、同じ受講者で私と同姓同名の池田朗子さんという方と出会ったのです。その方がアロマセラピストだったんですよね。今もその池田朗子さんはロンドンで活躍されているはずです。それでその頃、アロマセラピーの学校がなくて・・・
和田: アーユルヴェーダとかも当時だったらそんなになかったですよね。
漢方ぐらい?
池田: アーユルヴェーダーは、今でもないです。あんまりね・・・(笑)
 アロマセラピーもその頃は一箇所しかなくて、池田朗子さんってそこの先生だったんですね・・・(笑)。そこに行こうと思ったんです。自宅が自由が丘なので、九段まで通おうと思っていたら、チラシか何かを見て、自由が丘にアロマセラピーの学校ができると知ったんです。それがグリーンフラスコでした。そのすぐ後ぐらいに、グリーンフラスコの林真一郎が「アロマテラピーレッスン」という本を出版して、それがベストセラーになったこともあって、アロマセラピーが爆発的に日本で流行しはじめました。今ではアーユルヴェーダよりもずっと有名になってしまいましたけど。近くの自由が丘に「アロマテラピーレッスン」を書いた林真一郎のスクールがあるなら九段よりもそこへ行こうと思って、アロマテラピーを勉強しはじめたのです。
 アロマの講座が終わった後に、メディカルハーブという講座ができたので、そちらにも行ったんですね。それが今、私と学校をやっている、グリーンフラスコの林 真一郎との出会いなんです。
和田: それで、いろいろと勉強されていくうちに、実は林先生が持っている情報量がすごくて、結局、それがフィトセラピーの世界だったという・・・
池田: そうなんです。元々、林はハーブのことをやりたかったと思うんですね。それにハーブのお店をやっていましたので・・・でもやはり、これも何かの意味があるんでしょうね。アロマセラピーっていうことで最初に本を出したんですね。次にハーブの本を出しましたけど、でもアロマセラピーの方が圧倒的に有名になったんですね。
和田: ほとんどの女性がそうでしょうが、女性は香りが好きですもんね。
池田: そうですね・・・香水のイメージがありますからね。
それに手軽にできますしね。
すべてはバランス。どっちに偏ってもいけない。
和田: 以前、アキさんがインタビューしている雑誌を見せていただいたんですが、基本的にはスピリチュアルパーソン、そういった霊性とか精神世界的なことに意識のある方々をインタビューされていましたよね。アキさんも、とてもスピリチュアルな方で、僕もインタビューをしているんですが、スピリチュアリティとの出会いについて教えていただけますか?
池田: よく祖母に連れられて神社とかお寺だとか行ったんですけど、スピリチュアルな出会いが増えてきたのは、臨床検査技師の時代だと思うんですね。やっぱり自然科学をやっていますから、完全にスピリチュアリティとか排除した世界のお勉強をしてたんですが、そこにいらっしゃる方の中に結構スピリチャルティーを信じる方が多かったんです。
 学校で教わったすごく面白い教授なのですが、肝臓関連の外科では有名な先生だったんですけど、毎日のように肝臓とか、胆管、胆のうの手術をしてたんですね。 
 でもある時、ご自身の胆管にポリープが見つかったんです。肝臓の大家ですので、病気については知り尽くしていたつもりなのに、まるで素人のようにポリープが気になって、ノイローゼになってしまったそうです。それで本当に辛い日が続いていた時、大学病院の近くのイグナチオ教会の前を通りかかっていてふらふらっと入ってしまい、お話を聞いているうちにポリープが気になってノイローゼのようになっていた心が楽になってきて、それからカトリックになった人がいました。
 その先生、ご自分で「病理夜話」って言う短い話を集めた小冊子も書いていて、その中に、ちょっと不思議なことを書かれていましたね。いま、その本が欲しいと思っているんですが、手に入りません。ストーリーだけは、ほんの少し覚えてるんですけど、こんなのがありました。
 『病気で長年寝てたおばあちゃんが急に元気になって、スッと立ち上がったりして、身の回りの整理をし始めたりしたので、まわりの家族も「あら、おばあちゃん元気になったわね」って言ってたら、それから三日後にぽっくり亡くなった』とか。昔はそんなことが身近によくあったらしいんですが、今は病院で、管につながれたまま亡くなる事が多いので、なかなかそういうことはなくなってしまいましたね。
 昔は亡くなる前の2〜3日元気になるお年寄りが多かった理由を、その先生は、人間の体の中のバランスだって言うんですね。ひとつの臓器が悪いと体内での全体のバランスとれずに具合が悪くなっているけど、死ぬ前になると、全ての臓器が、一定にレベルが下がってくる時がある。それで悪い状態でのバランスが取れて、一瞬元気になる時があるって。元気になって自分の死ぬ前に、この世で気になっていることが出来たんじゃないかって・・・、そんな仮説をその先生からお聞きしました。
和田: でも全体のレベルが落ちているから・・・
池田: またしばらくするとそのまま死んじゃう。死ぬ前の短期間に親しい人といい時間をもったりする、神様のご褒美の時間みたいですね。
そういう不思議なことがいろいろと書いてあったんです。それと東洋医学とか、インド医学とかやっていくと、どうしてもスピリチュアルな事は切り離せないんです。
 インド医学は占星術を使いますし、そのようなものを学んでいく中から、スピリチュアルな仲間というかそういうものに興味を持つお友達ができていったんです。
 毎回再現できることが科学ですよね。再現性がないと科学とは言えないので、スピリチュアルなものって証明できないものがいっぱいあるから、中々目にみえない世界は信じられない部分もあると思うんですけど、でもそっちの方が真実があったりしてね・・・・
和田: スピリチュアルな出会いで、人生観が変わったこととかあります?
池田: たぶん母の年代とかは、非常に難しい年代だと思うんです。あの年頃の人っていうのは、ちょうど戦後の混乱期なので、価値観が一気に変わった時じゃないですか。結構、科学信仰だったりするんですよね。
 スピリチュアルなものを半分信じてるんだけど「でもねえ・・・」みたいな感じがあったりして、そう人に育てられている我々ですので、ほとんどの人が科学的なものに行くでしょ。私も自然科学を勉強してたんで、今みたいな出会いがあるまでは、全てのことが科学的に解明できることだと思っていたんです。
 鍼なんかでも、私の中では理由つけていました。「こういうメカニズムだから、こうなるんだ」とかみたいなね。でも今は、バランスだと思いますね。やっぱり科学的なものにも素晴らしい部分もありますし、それから霊的な霊性の面でも素晴らしいものはあるから、どっちに偏ってもいけないと思うんですね。だからバランスを取りながらやっていけるのがいいと思っているんです。
和田: いまの若い人たちは、そういうことに対してあんまり抵抗がないですね。「オーラの泉」でも美輪さんと江原さんも普通に受け入れているし・・・
池田: ちょっと前なら大変になりましたよねえ。
和田: ええ。でも、ああいう霊の世界、彼は霊能者ですから霊の世界があるんだと言うことが素直に受け入れられるということは、まさにスピリチュアルな世界なんですけど、目にみえない世界っていうのがあるということは、感覚的に普通であるという風にみんな思っている人は多いと思うんですよね。
 僕もスピリチュアル・ボイジャーズを始めるときは、霊性っていう言葉はあまり言わない方がいいかなと思ったんです。でも、やりながらいろんな話を聞いて、進めていくと霊性っていう言葉を抵抗なく使ってもいいかなと思い始めたんですね・・・
池田: ええ、いいと思いますね。私は専門家ではないのでわからないですが、科学で証明できるじゃないんですが、物理学ですか?たぶん、和田さんの方が詳しいと思うんですけど。素粒子の世界に入ってしまうと、まさに言ったような・・・
和田: 不思議な現象ばかりですよね。見る人の意識で現象も変わりますから・・・
池田: そうです。素粒子なんか見えるはずがないんですから・・・人間が見える範囲って狭いですよね・・・
和田: 光の世界でもそうですね。人間が見える可視光線の世界と昆虫が見える紫外線の世界。赤外線の世界は蛇とか見えるというか、認識しますよね。
池田: そうですか・・・
和田: だから実際には、もっと幅広い帯域を見れるわけじゃないですか。人間に見える可視光線の世界が全てだと思っている。
池田: そうですね。われわれ人間の知識や思考行動は大脳新皮質の薄い部分で司られているらしいです。その奥に生命を維持するための大切な脳があるわけですが、脳は電力でいうと、常に20ワット位の発電と同じエネルギーで動いているらしいですね。
和田: 電力が・・・?
池田: なんか、そのようなこと聞きました。普通のコンピュータは、60~70ワットぐらいあるらしいです。だけど人間の脳は、20ワットぐらいで一生懸命やっているらしいと・・・
 人間が進化するに従って大きくなってきた脳の大脳新皮質ですが、その部分で五感のほとんどは司られているそうです。
 五感はよく研ぎ澄ますって言うんですけど、あれ研ぎ澄ますんじゃなくって、五感はすでに染まっているらしいですね。お釈迦様も言っておられるそうで、実は五感は清める必要があるんだってことを、あるお坊様から聞きました。 
 人間の五感っていうのは「オギャー」と生まれてから、今まで経験したことの範囲内で、その記憶に照らし合わせて、今を体験していることを判断していると言われます。ですから染まっている五感は清める必要があると。お釈迦様いわく。
和田: 最初の段階からある方向性を向いているというか、色がついているわけですね?!染まっているっていうのは・・・
池田: 人間っていうのはね。それをいかに清めていくか見たいな・・・。
和田: 逆のプロセスが必要なんですね。みんなは、ゼロからそういう知識とか何か加えていって理解していこうと思っているけど、実はそういうものは、全部浄化していく事のほうが、本質に戻っていくというか・・・
池田: そうなんですね。だから、無心にっていうか、何にも考えない状態。よく皆さんが、瞑想とか、座禅とかなさいますけど、そういったことが必要だと思うんですね・・・
 20ワットの脳が、ずっと休まずに働いている。植物は、冬になったら休んだりするんですね・・・枯れた状態になるじゃないですか。
 さっきも言われていたように、自分で調整して、いろんな事をする。人間は常に動いていないといけないので・・・
和田: 冬眠できないですもんね。
池田: そうなんですよ。動物も冬眠するのがいますけど、人間は冬眠しないし、常にその状態でエンジンかけているわけだから、やっぱり疲れますよね。
 いろんな方法があると思うんですけど、植物を取り入れて大脳新皮質を休ませるというね、そういうのも必要だと思うんですよね。
和田: やはり植物による癒しっていうのは、かなり心身ともに安らかになる感じですよねえ・・・
池田: 人間って何もやらないでいるとストレスが溜まってしまうので、いろんな事をやって楽しくするっていうことが必要だと思うんです。
 遊(ゆう)、あそぶっていう字があるじゃないですか。ご存知かもしれないんですがもともとは神様だけに使ったそうです。
和田: 知らないですねえ、それ・・・
池田: これもあるお坊様に聞いたんですが、遊ぶっていうのは、神様のための字だということです。神の遊戯で人間ができたって言われますね。遊ぶっていうこと自体は、神だけがやることだそうです。
和田: 神の遊戯
池田: 神の遊戯の中で、われわれ人間の脳が理解できるのは因果律だけなんだそうです。だから何でも因果律にあてはめて安心しているのが人間。でも本当はすべて深い部分でつながっているという。表層ではバラバラに見えても、底の方ではつながっているから、その因果律ではみえない部分が共時性の世界。
 幸福っていう言葉がありますよね。あの幸(さち)は、いわゆる海の幸、山の幸とか言って、「たくさん穫れたら幸せ」って言う意味合いらしいです。確かにたくさんあれば幸せにはなるんですけど。でも根本的には楽しい方がいいと思うんですよね。楽しいって言う字は木の上に「白」で「白」は太鼓なんだそうです。その両側に人がいて、太鼓を叩いている姿。だから楽しいって言うのは、木の上で太鼓を叩いて人が遊んでいる状態。
「今、幸せ?」って聞かれる場合の意味あいは、「たくさん収穫があった?」よりも、「楽しい?」みたいなほうが近いかなあって、そんな事を思うんですが・・・
和田: 漢字には意味がありますよね。
池田: 楽しいって言う字の上に草を付けると
和田: 薬になる!ほう・・・今日の一番のポイントですねえ・・・(笑)
二人(爆笑)
和田: 草(植物)がね!つながりが上手いですね。おもしろいです。
池田: そういうのを勉強するのって結構好きなんです・・・(笑)
細かくやっているんですけど、自分でアンテナを張っているからだと思うんですが、何処に行っても植物に行き当たるんです。
和田: 植物っていうのは、非常にスピリチュアルな存在で、妖精がフワフワしてそうな感じがあります。森って言うと植物の世界。そこに動物が住まわせていただいているような・・・
 動物の世界に植物があるっていうのは無いですよね。それは、人間なり都市空間っていうのは植物の方が圧倒的に少ないから、人間の森に植物が生きているような・・・
やっぱり物質世界を作り出すのは人間だから、それに対して宇宙が作り出す世界っていうのは自然で、植物が作り出す世界。
池田: 地球は何といっても植物の星だと思いますよ。これから人類がいなくなっても植物は残りますよね。イチョウの木なんかジュラ紀からあるらしいですから・・・笑
和田: イチョウの木ですか?
池田: イチョウっていうのは、すごくフラボノイドが多くて、イチョウのサプリありますでしょう。あれって脳血管の通りを良くしたりして、脳血管障害の予防薬なんですよね。
和田: イチョウの葉をお茶として飲んでました。すごく苦くてまずい。
池田: 私も飲んでいましたよ。イチョウの葉をとってきて。
でもイチョウは何しろすごいですよ。ジュラですから・・・(笑)
和田: アキさん、実は雑学王ですよね・・・(笑)
池田: 植物は独立栄養生物ですけど、人間は従属栄養生物ですから。植物がないと生きていけないですよね。植物は動物や人間がいなくても生きていける。
和田: そうかあ・・・ミネラルと太陽の光と水と温度があれば・・・あと二酸化炭素。
池田: そう。それに、陸にこれだけの酸素があるのも海の植物、海草のおかげなのです。今でも地球上の酸素の大半は海草から出てきているんです。私も驚いたんですが、アマゾンの森とかと思いますよね。実は、海の中から海草がたくさん泡を出しているんです。
和田: そうなんですか!?知らなかった・・・
何かマリモのでっかいような・・・ストロマトライトですね。
池田: 海草から出ている酸素はすごいですよ。太古に海がほとんど海草で埋まった時代が、あるそうです。その時、酸素がいっぱい出て、この地球上の大気圏ができたんですって。
和田: 植物も海草のようなものから陸に上がるわけじゃないですか。一番最初は、陸には何も無くて、海の中で生まれたわけですから、だから植物も海から生まれているルーツですものね。
少しスピードを落として、
いろんなものを受け入れてみると世界が広がる。
和田: 何かスピリチュアルな体験というか不思議な出来事とかってあります?
池田: そうですね。不思議な出来事っていうとたくさんあって・・・面白いのは主人の体験なんですが・・・。
和田: ええ、ご主人。梅沢富美男さん。
池田: 主人の母は50代後半に白血病になりまして、リンパ性白血病だったので、比較的生存率が高い白血病なのですが、それでも当初1年とか2年の命って言われたらしいんです。
 主人は、それは大変だと思って、親孝行しようと母に「何処行きたいの?」って聞いたら、戦前、娘歌舞伎の一座を率いていた時、公演で台湾に行ったそうなんですが、その公演した時の劇場があるかどうか、もう1度見に行きたいと言われ、台湾に連れて行ったそうなんですね。もう長くないと言われたんで、いろんな事をやったそうなんです。でもそれからね・・・何と「20年以上も生きていました。」って、笑い話をするんですけど・・・(笑)
二人爆笑
池田: その母がですね。86歳のときに、やっぱり白血病なので、いろんなところが弱くなってきて、最後は病院で亡くなったんです。主人の場合は、1年ぐらい前から舞台が決まっていて休めないですから。よく役者は親の死に目に会えないといいますが、その通り主人も母の臨終には立ち会えませんでした。
 母が亡くなった日のことは、今でもはっきり覚えているのですが、九州の公演中でした。その前からいつ亡くなってもおかしくない状況でしたので、公演に出かける前に、お母さんの所に行って最後のお別れをして、出かけたんです。

 その日は、「あともう数時間だろう」と医者に言われていたので、東京の病院の母の枕元から、私が、何回も主人に電話をしていました。それは、公演がはじまる前ぎりぎりまで主人に母の状況の変化を報告していたのですが、公演が始まってしまうので、主人には臨終直後の報告は出来ないと言って電話を切ったのです。でも、なんと!ドクターから「ご臨終です」と言われ母の枕元で手を合わせたと同時に、私の携帯が鳴ったんです。それも公演中の主人からなんですよね。
いきなりひと言「どうした!」って聞くんですよ。びっくりした私は、「えっ!お母さんがたった今ご臨終って言われたの」って言ったら「あっそうか・・・」って言って、すぐに切っちゃたんです。それで後から、「どうしてあの時に電話できたの?」って聞いたら、主人は母から「トンちゃん」って呼ばれたっていうんですよ。そのとき主人は、たまたま舞台の袖に戻って来て、次の出番を待っていた時だったので、そばの携帯電話で電話してみたんですって。
和田: 何か聞こえたんですね。
池田: ええ。はっきり「トンちゃん」って聞こえたんですって。トンちゃんって、母がいつも主人をそう呼んでいたんです。
和田: 会いに来たんですかね。
池田: そういうのってあるのかな!?って思って、私自身にはそういう経験ないんですが・・・
和田: おもしろいですねえ・・・。何か霊的体験をお聞きする目的ではないんですけど、不思議ですよね。
池田: ええ、本当にそれは不思議でした。
和田: 僕も両親を亡くしているんですけど、その時も別れ際っていうのは不思議な事がありました。結構著名な方とか、芸能界の方とか、お付き合いがいろいろとあると思うんですけど。結構、スピリチュアリティの高い方が多いですよね。政治家の方なんかも・・・
池田: そうですね。結構いらっしゃいますね。大丈夫かしら、こんな事いっていいのかしら・・・とか思うこともありますけど・・・(笑) 本当にバランスですよねえ・・・私はどちらに偏ってもいけないと思うんですよ。やっぱり、いい加減じゃないけども、「いい加減」っていう感じもあるじゃないですか・・・だから、それくらいちょっと楽しくね、考えた方がよくて、それにそういうことに興味を持つ方って、エネルギーも沢山あるし、若いですよね。
 だから人生で「ああ、そんなもんないんじゃない」とか「そんなの嘘ぱっちよ」とか言って否定してしまうよりも興味を持って「あるかもしれない・・・」みたいな感じでいる方が沢山増えるといいかなあと思うんですね。
和田: 科学では解明できないし、理由もわかんないけど、こんな不思議な世界とか、もしくはそういう偶然みたいなことがね、シンクロニシティがどんどん起こってみたりとか、そういった事を楽しみながら信じていくと、また、いろんな事が起こってくるし・・・
池田: そうですね・・・私の場合は、植物としてツールがありますので、それに対していろんなデーターはありますけど、今は呼吸法とか、気功でも、データーをたくさんとって科学的になさっておられる方もいらっしゃいますよね・・・
和田: そうですね。でも、やっぱりさっきの「楽しい」が薬ですね。
池田: そうなんですよ。何か判断するときに、今までは良いか悪いかで判断してきたけど、楽しいか楽しくないかで判断するといいよ、ってよく言うじゃないですか・・・
和田: そうですね。
 自分がそれを楽しいと感じているかどうか、すごく大事ですよね。魂が喜んでいるかどうかっていうところでね・・・
 なるほど、今の世界は、物質中心で発達して便利になっている世の中なんだけど、その中でいろんな弊害とかもあります。でもこれからの世界って、僕はいい風になっていくんだろうと期待しているんです。そういう意味では、アキさんは、どんな世界になっていくと感じていますか?
池田: 人って本当に、今生きている限りはそれぞれ違うじゃないですか。だから、生まれたときから平等じゃないと思うんですよ。だけど、さっき言ったスピリチュアルな世界に行くと、みんな同じように平等らしいですから、今あまりにも表層的な部分での争いとか、そこに囚われているのはどんなものかと。
 我々は100年間で、本当に快適な暮らしを手に入れたじゃないですか、宇宙船から夜の日本を見ても、電気、照明だらけ。大変だけどもうちょっと回帰する。100年間でのスピードがあまりにも速すぎるから、もうちょっとゆっくり、これからの世界は進んでいってもいいんじゃないかと思うんです。
 今までのスピードを、少し減速してもいいかなと、自然も壊してきましたしね、これだけの技術力とか人間の知性っていうのがあるわけだから、環境も今すごく危険な状況だと言われてますけど、これを回避できる方法も人間に与えられた大脳新皮質を駆使すれば、できるんじゃないかと思うんです。バランス感覚を取り戻すような生活習慣が必要だと思います。
 私はハーブのことをやっていますけど、別にハーブだけじゃなくっても、そういう心の問題をちょっと立ち止まって考えるようなね、そういうような対策を、国をあげて真剣に取り組めばいいと思います。政治家の人にお願いしたいと思っちゃうぐらいなんです。みんなが気軽に入っていけるような。そういったものがひとつできてくれれば、世の中は変わってくるんじゃないかと思うんですね。
和田: 小学校なんかでもね、朝始業の前に5分間黙想をやっているところもありますよね。
池田: あります。私の学校がそうでした。私の中学と高校には、変な先生がいて授業の前に瞑想させるんですよ。その時は変だと思いましたよ(笑)今は思わないですけど。
和田: うちの会社も始業前に瞑想しようかって言うとみんな「うん・・・そこまでは」っていうのもありますけどね・・・笑
池田: 難しいですよねえ・・・今は興味がどうしてもモノにいってますからね。モノっていくら求めてもきりがないんですが。モノ至上主義から心への、そういう考えの変換は、個人や民間レベルだと限界があるんで、できれば本当に、政治的なレベルから動かしてもらえると・・・
和田: でもこれから、こういう考え方が少しずつ広まったり、強要するもんじゃないですけど楽しいっていいなあって感じで、スピリチュアルなことがもっとオープンになっていくといいかなって思ったりします。
池田: 人って楽しいばかりじゃなくて、落ち込む時も多いわけで、そのような時の対応を西洋医学だけじゃなくて、植物とかにも頼って自然と仲良くしてもらうと、すごく世の中が良くなると思うんですけどね。
和田: 本当にそう思いますね。自然をそういう形で取り入れて、もっともっと自然な生き方に回帰すると言うか。そんな生き方ができたらいいなと思います。
 どんなレベルでもいいから、このフィトセラピー、植物のことをもっとみんなが少しでも学んでもらって、広がったら世の中変わるかなって事で・・・
池田: そうです、それでやっているんですよ。(笑)
和田: 今後の活躍を期待しております。今日はありがとうございました。
池田: ありがとうございます。
池田 明子/プロフィール
ソフィア
フィトセラピーカレッジ学校長
株式会社
ソフィアハーモニー 代表

臨床検査技師として病院に勤務する中で、代替医療であるアーユルヴェーダやアロマテラピーなどの植物療法(フィトセラピー)やスピリチュアルな世界に惹かれるようになる。
その後、家業の建設不動産業に従事する傍ら、日本におけるアロマテラピー界の第一人者、林真一郎氏が主宰する「グリーンフラスコアロマテラピースクール」一期生となり、学びを深める。
現代社会における真の癒しへの需要増大をふまえ、初心者からプロ・セラピスト志願者までが学べるソフィア フィトセラピーカレッジを2006年に設立。植物美容と植物療法の確かな技術と心を伝えている。
癒し、精神世界、生き方などに関し、雑誌連載も担当するなど、芸能・文化活動は多岐に渡る。
ソフィアホール Sophia Hall
http://www.sophia-jp.com/studio/index.htm


ソフィア・フィトセラピー・カレッジのスペースは、ソフィア・ホールという貸しスペースにもなっています。無垢ヒノキと自然素材、壁、天井は珪藻土と火山灰を混ぜた素材で、自然素材が呼吸する、とても明るくて気持ちのいい空間です。セミナーやミーティングスペースとして、とてもお手頃な価格でご利用いただけるようです。
【取材後記】
フィト・・・植物の効能は本当に多様で、僕たちは、植物の恩恵の中 に生かされている。もちろん、植物と言ってもその種類は20〜30万種くらいあるとされるのだけど、木々から野菜、雑草まで、あまりに当たり前なので、植物の存在すらうっかり見過ごしている方も多いのではないだろうか。植物は、いま、あらためて注目されている。
LOHASの流れか、ベジタリアン系(野菜食中心)が以前にも増して多くなり、オーガニックや無農薬の新鮮な野菜が、値段よりも健康や安全を求めて人気。ご存じのように、クルマでさえバイオ燃料を使用する時代。地球温暖化で二酸化炭素を減らすためにも、植林をするなど、植物との関わりは、食卓から地球規模、そして、生活全般で意識する時代になっている。

 先日、友人の田んぼの田植えを手伝った。完全な自然農法で、田んぼを耕さない不耕起栽培。苗を一本一本、スプーンで穴を開けて手植えする。籾一粒から苗が成長し、愛情を込めてそっと植え込む。その苗が、10株にも別れて稲になる。こうして植物と関わると植物への愛着もひとしお・・・

 アキさんのお話を聞いて、植物の世界がとても身近で、奥深いことを再認識した。いろんなレベルで人間をサポートし、植物と共にあることで、僕たちは生命の力を取り戻すことができる。アキさんの学校。ソフィア・フィトセラピー・カレッジでは、アロマやハーブなど、植物療法についての幅広い知識を学ぶことができる。東京、自由が丘でナチュラルにこだわったセミナールームで行われている。先生は、アロマセラピーを世に広めた林 真一郎先生。遠く地方から通っている方も。ご興味のある方はぜひホームページをご覧ください。
フィトセラピスト養成機関 ソフィア・フィトセラピー・カレッジ
http://www.sophia-college.jp/

 アキさんは、オープンハートでちょっと不思議なオーラ(笑)を醸し出しているスピリチュアルパーソンです。すごくエネルギーが高くて、笑顔を絶やさず、元気!梅沢富美男さんの奥様という印象は全くなくて、時々TVに出演されたりと半分芸能界にいることになるのでしょうが、そんな空気を感じさせない、とってもフレンドリーで気さくな方。
フィトセラピーの学校の他、会社を経営され、梅沢家をきりもりし、逞しくもお子様の面倒もよくみられて、とても忙しくされています。
 そんなアキさんの元気の源は、やはり「フィト」・・・僕も、もっと植物と共に人生を深めていきたいと思いました。

記 和田達哉