意識的な世界の創造者たちへのインタビューWebサイト
Spiritual Voyager Intervie of the crearor of consciousnesworld.

スピリチュアルボイジャーズは、意識的、精神的な時代を実践的に生きる人々のインタビューWebサイトです。
彼らの意識的な価値観や考え方、ユニークな生き方や視点など、
新しい時代を意識的に生きたいと考える人々にとって、興味深い話題が盛りだくさんです。




和田:  今日は、よろしくお願いします。
松尾:  よろしくお願いします。
和田:  人財育成とかセミナーのジャンルに足を踏み入れると、松尾さんの名前をどこかで聞くんじゃないかなと思います。
 実は、松尾さんは「ココデシカ」とレンタルスペースとかフォーラムの開催、講師の派遣、などをされているんですが、最初に「ココデシカ」と言う学びの場はどんな経緯で生まれたのか、その辺りからお話しいただけたらと思います。
失明の危機から見つけたライフワーク
松尾:  そうですね。まずは社会人になりサラリーマンをわずか3年間で、留年せずに卒業(退職)しちゃいました(笑)。
 富士通に勤務していたのですが、当時はすごくハードワークだったんです。
どうもコンピュータは苦手で性に合わないという思いが強く、人間って「心身一如」の生き物で、合わないと思ったら身体をいろいろと壊して、病気の百貨店みたいになっちゃったんです。網膜変性といって目の網膜が剥がれかけていました。専門病院に行ったら「松尾君、これは失明の可能性もあるよ」と言われまして、当時25歳でした。
 これから出世とか幸せな結婚をしたいとか、非常にアンビシャスな時に、「失明」という事実を突き付けられて、その時「人生」というものをじっくり考えさせられたんですよね。
 当時はバブルの頃で、周囲はにぎわっている最中なのに一人だけ穴の中に落ちた感じで、生まれて初めて「自分の人生」について深く模索しました。
 幸い目はレーザー手術で事なきを得ましたが、今でも半年に1回検診をしながら大事にしないと見えなくなっちゃうよと言う、条件付きの状態なんです。そう言う意味では、いつの間にか「丁寧に生きる」というのが私のベースになっているわけです・・・笑
和田:  それは、今もですか?
松尾:  今もそうです。だから、Vシネマのように盛り場とかで、チンピラと喧嘩しても目を殴られちゃいけないと・・・笑
 そんな事があって、すごく人生を見詰め直した時、会社を辞めて二度とない人生を悔いがない様に生きようと思って、一念発起して自分で事業を起こしました。
 その理由は、せっかく優良企業に入社したのに、健康を損ない、全然役に立たなかったと言うことと、もう一つはその後、家業の事業継承にも失敗したのです。「自分の人生は自分で決めろ」という親でしたが、その父も病気で倒れてしまい、義勇心から自ら後継者として頑張ろうと思った矢先に、残念ながら今まで苦労してきた経営陣から僕は木っ端みじんにはじかれました。ついに後継者争いも惨敗! 20代の真ん中で、まさに連戦連敗!(笑)
 人間的な実力がこんなレベルだとこれからの人生全体でも負け越してしまうと思い、人間としての器、魂のレベルを上げて成長しないことには、何をしようにも駄目だ!という思いになりました。それで人の成長に関わりながら私自身も一緒に学べる「教育」と言う分野が一石二鳥だろうと今の事業を始めました。
その時にいい出逢いがありました。そのひとつは唯心円成会主宰の無能唱元さんです。
和田:  あっ、僕も1冊持っています。
松尾:  阿頼耶識演義と言って、「阿頼耶識(あらやしき)」とはいわゆる潜在意識のことです。良くも悪くも「自分の人生、思った通りの人生になる」と。その哲学と出逢ってさらに、もっと深めたいと言う思いと人の成長や組織の発展に携わりたいと言う事で事業を起こしたんです。
 もう一つの出逢いは、あの有名な竹村健一さんとの出逢いです。当時の竹村健一さんは、世界や日本の事、人間の事を語りだしたら非常にインパクトがあって、とても分かりやすく面白い話をされたんですね。当時、竹村さんの講演料は150万円で、それでも講演依頼は殺到していました。
 私もその講演を聞いた時に、もう目から鱗でこれは素晴らしい!と感動して、この話を自分だけではもったいないので、友達とか家族とか、たくさんの仲間に聞かせたいという熱意のみで竹村さんの講演会を自分で企画開催したのです。
和田:  へえ・・・
松尾:  高い講演料を払って、経団連会館ホールを借りて、チケットを手刷りで作って、手売りで売って・・・それが大成功をしたんです。竹村さんは、それを見ていて面白い若者だと思ったみたいで、その後すごく可愛がってもらいました。いろんな講演に連れて行ってくださり、世界各地の講演に行く時にもお供させていただきました。
 そういった感じで、当時の日本でもトップレベルの評論家が私に石原慎太郎さんとか、渡部昇一先生、米長邦雄永世棋聖などを紹介していただいたのが今の講師陣ネットワークの起源です。やはり各界の第一人者というのは、それなりに素晴らしい魅力の持ち主で、そういった方々の講演会とか色々な事をマネジメントするのが私の仕事の一つになっていき、それが一人増え二人増えして、現在ではネットワークレベルですが、講師の登録数は1,000人ぐらいですね。
実際に仕事の依頼があるのは200人ぐらいの中で回っているのですが・・・。
 そんなわけで人生というもの一生勉強だし、この世は学校だと言うような思いを20代半ばで確信し、それがいつの間にかライフワークになったのです。
和田:  なるほど・・・
松尾:  講師陣をベースに、企業とか自治体とか学校に、毎日いろんな講師やプログラムコンテンツを提供するようになって、ちょうど今年で20周年なんです。
 これらの業務は、私の会社「ルネサンス・アイズ」のメインビジネスでしたが、今から8年ほど前に、ココデシカというスペースをビィズ・グループ代表の橋本隆介さんと創出しました。人と情報がスクランブルして、そこで新しいドラマが生まれる場が作りたいという事で、外苑前にスペースを作って、「ココデシカ」って言う名前を付けたんです。
 「ココデシカ」と言うのは、ここでしか出逢えないとか、ここでしか実現出来ないような事を常に考えて生きましょうというのをテーマに、「Coco-de-sica」とフランス語風にして作ったんです。これが、お陰様で、思いのほか面白い展開になりました。爆発的に人気が出たというわけではないのですが、まだ無名だけれど非常に価値がある方々がここのセミナールームを気に入っていただき、まさに有名講師への登竜門的な場になっていったのです。それは、私の想定外でした・・・(笑)





和田:  うん・・・
松尾:  一人は「コーチング」を日本に広めた第一人者、CTIの榎本英剛さんです・・・ 彼は、ここからセミナーを始めました。皆さんよくご存じの本田健さんもそうでした。ここでデビュー当時一日セミナーを開催していただきました。今では「習慣の伝ちゃん」と呼ばれている、ベストセラー作家 佐藤伝さんですが、伝ちゃんもここで寺子屋みたいな感じで、最初は数人のセミナーから始めています。
 時代のトップランナーとなる人たちが、最初の一歩をここでスタートする。そんな伝説が広がって、講師を志す人達が「いつかはココデシカで話すことが夢です」と言って下さりとても嬉しいことです。
和田:  一旗揚げたいと言う人には・・・笑
松尾:  傍で見ていて、縁があった人々の成長・成功がとても嬉しいんです。いいキッカケづくりの場を作れて、本当に良かったなと思います。
「学び」というのは、最高のアミューズメント
和田:  当初から、素晴らしい人たちのメッセージを多くの人に伝えたいという思いで、セミナースペースとしてスタートされたんですね。
松尾:  私がずっと貫いてる概念の中に、「学び」は最高のアミューズメントだ!という思いがあります。最初は、必死になっていろんなジャンルの事を学んで、ふと気づくと、学ぶと言うことほど楽しい事はない・・・例えば、パチンコとか、いろんなレジャー施設に行っても、その時は楽しいかもしれないけど、終わると祭りのあとの寂しさが残り、それはやはり外うち注射みたいなもので、カンフル剤みたいなもんですね。
 セミナーとか、いい本や映画とかで、元気や喜びが内側から湧いてくるものを味わうと、これはもう最高のアミューズメントだろうと実感しました。なかなかこの感覚を共感してもらうことは難しいとは思うのですが、いつかきっとわかってもらえるだろうと。もう損得を超えた思いです。
和田:  そうですね。松尾さんの話を聞いてると、僕は最初にマーケットニーズがあってそこから生まれてきたのかなと思っていたんですけど、そうじゃなくて、松尾さんの個人的なすごく深い体験があって、そこからもっと伝えていきたいと言うか、内発的に何か出てきたものだから揺るぎがないですよね。
 要するに、人が来ようが来まいが伝えていきたい所から来てるから・・・
松尾:  それでもっと原点をたどりますと、私は幼い頃、結構体が弱かったんです。よく布団に寝かされ、天井の模様とかを見ながら、自分と対話するんです。そんなことを小さい頃から覚えたと言うか、いわゆるセルフコミュニケーションですね・・・。
和田:  幽体離脱して見てるって話じゃないですよね。
天井からボーっと見てるって・・・笑
松尾:  いえ、肉体からは離れない・・・(笑)。とにかく物心ついた時から自分自身と対話をする子供でした。
 幸いにも、その後、サッカーや陸上を始めたら、メキメキと体は元気に強くなりましたが、本当に3、4歳ぐらいから内観って言うか、心の声を聞く習慣があって、それがすごく自分の中の柱になっています。
僕にもっとマーケティングの能力があるようでしたら今の事業も飛躍的に伸びるのでしょうけど、どこかで自分の思いやスタイルからは外せないって言うのがあるので・・・
 創業当時から大物経営者に囲まれていましたがこんなエピソードがあります。
日拓の西村会長から「松尾君、そんな教育事業って言っても講演とかセミナーだけでは、ビルなんか全然建てられない。そんなスモールビジネスじゃ成功は程遠いぞ・・・。
松尾君、君は可能性があるからもっといろんな事をやりなさい」と諭されてショックを受けました。しかし、よく考えたら私はビルを建てたいわけじゃなくて、自分で価値があると思うコンテンツを提供して、それに触れた人が、啓発されて意識が覚醒する。そういう過程を見るのが大好きで、止められなくて・・・もう20年続きましたからね・・・
今では「素晴しいお仕事ですね」って言われることの方が多いです。(笑)
和田:  それを言われた時っていつ頃だったんですか?
松尾:  それは26、7歳ですね。
和田:  うん。やっぱり、僕も同じように、言われた経験はないですが、自分の中でメンタルモデルがありまして、そこで変なものにはまってたんです。
 よくある話ですが、お金を儲けて、いい車に乗って、大きな家を建てて、海外旅行とか自由に行って、いい生活してとかすごく月並みなんですけど、その為にはお金が必要ですね。
松尾:  確かに・・・
和田:  そのためには、やはりこのぐらいやらないと駄目だし、やり始めるとせめてもこのぐらいのビルを建てようかなとか、若い時にはそれくらいしか見えていないんですよね。
 松尾さんの25、6歳ぐらいって、僕の場合はちょうど結婚した頃なんですけど、あんまりショッキングな体験って無くて、大体自分で突っ走って玉砕してというのがあっても・・・笑
松尾:  あははは・・・
和田:  その後、僕の両親の死というのがあります。最初に、おふくろの死があるんですけど、そこぐらいから大きな意識の体験をしていくと言う事があるんです。
松尾:  なるほど・・・
和田:  だからそれまでは、心の勉強とかっていうのも、片足は突っ込んでいるけど、現実と全然融合していないんですね。だから、松尾さんのように、20代半ばで絶望的な体験は大きいですよね。
松尾:  そうですね。まあ、今思うと「ガラスの青年時代」だったのでしょう(笑)
和田:  松尾さんって、ナイーブなんですかね。。。笑
松尾:  ナイーブなのかな、本来は?意識が沈んだら体も壊したりして・・・
その後、自分の人生は、自分で創るというスタンスに置き換えたら、もうめちゃくちゃ心身共に強くなりましたねー。今では皆勤賞オヤジです。
求めていれば必ず出会える「出逢い力」
和田:  昔の本とか、ちょろちょろ引っ張って読むと「えっ!これも竹村健一さんが翻訳してたの」というのがたくさんあって、それも政治評論とかとは全然関係のないマーケティングの本もそうだし・・・もっとスピリチュアルなことも書いてあったりとか・・・
松尾:  そう、だから竹村さんは、なぜ当時からすごく魅力があったかというと、経済とか政治もよく分かっているけど、根本にはスピリチュアルがあったのでしょう。
 口癖は「全ては神さんのお陰や!」って必ず自分で繰り返し「神さんのお陰や」って、スピリチュアルレベルの事を踏まえて、いろんなことを言ってたから、人々の共感、理解を促したんだと思うんですよね。
 他にも専門的に詳しい人なんて一杯いるじゃないですか、でもあれだけメディアとか講演会で一世を風靡したと言うのは、根本にはその愛嬌と霊性の高さにもあるのではないでしょうか。
和田:  「まあ、大体やねえ・・・」って言いますが・・・笑。その辺の語り口、切り口も「要するに、こう言う事やねん」って言うのは、どこから「要するに」何だろう?って・・・笑
松尾:  似てる・・・(笑)
和田:  「まあ、君らにはわからんかも知れんけどな」って言うみたいなね。
松尾さんがまさに20代で竹村さんと海外に・・・
松尾:  そう!
和田:  秘書みたいな感じで?
松尾:  まあ若頭って言う・・・竹村会で一番若かったんでね。若造っていう扱いで、講演終わったら部屋に帰ってマッサージをしながら色々な話をしました・・・
和田:  それは、松尾さんの人生にとっても、すごい学びの時間だったですねえ・・・
松尾:  そうですよね。
和田:  言えば師匠と弟子とかって感じで・・・
松尾:  そうですねえ。。。
和田:  見る視点もいろいろと広げられたりとか、すごい体験ですよね・・・
松尾:  本当です。あの一つの出逢いから、21年の歳月を経て今ではライフワークになっているんで、出逢いってすごいエネルギーを秘めたものですよね。
和田:  今、出逢いと言うお話が出たんですけど、松尾さんイコール「出逢い力」。
 お話を聞いただけでも1,000人もの登録講師の拡がりもそうですし、それもすごい能力のある方々とのご縁があって、僕も実は、このスピリチュアル・ボイジャーズを始めて縁が縁を呼ぶというか、すごいシンクロに出会ったり、紹介をして頂いたりします。これだけに限らず、この数年は、僕にとって劇的にいろんな変化があって、多くの人と会うようになってきてるんですけど・・・
 松尾さんの書かれた「出逢い力」という本ですが、これってすごいなと思ったんです。
人との出会いもそうですけど、人に限らず、場なり、タイミングなり、経験なり、全てが出会いだと。
それで、僕は、それはシンクロニシティって日頃言ってるんですけど・・・
松尾:  はい。
和田:  もっとシンクロニシティは、“偶然とは思えない偶然”というような意味なんですが、出逢い力ってもっとポジティブで、なんとなく自然発生というよりも、少し自分の輝きとか、もう少し自分がこうしようという夢とか、思いがあれば、それを実現しちゃいましょう・・・みたいな・・・もっとワクワクしたものを感じるんですが・・・・
この出逢い力について少しお話を聞かせてください・・・
松尾:  そうですね。私も今から7年前に父を肺ガンで亡くしたんですけど、
父は、私に対してまさしくスピリチュアルな教育をずっとしてくれました。
 家業とかそんなのは全く気にしてなくて、継ぐ継がないは二の次だったし、勉強とかよりも人の思いとか世の中の原理原則などに関しては、ずっと小さい頃からものすごく沢山の教えを僕に浴びせかけたんです。
 それで、父が死んで、私の中では、何かこう沸騰するように、レクイエムのつもりで書いたのが「出逢い力」です。それはやっぱり父が残した「戒慎」に
「学ぶは真似るより始まる」「優れた人達と付き合える様に、自分の質を高めよ」とあります。これが原点で、それをベースに生きていると、本当に、今あるのはいろんな人との出逢いがすべて・・・。
 いま、和田さんがおっしゃったように、出逢いというのは、単なる偶然じゃなくて、自分で求めている人には、意味のある出逢いがどんどんプログラミングされていくという、自然の摂理があるという事を自分でも痛感していたので、その出逢いの妙、コツと言うのをいくつかピックアップして書いたのが「出逢い力」なんです。
 出逢い力の真髄は、人は出逢うべき人とは必ず出逢う。しかも一瞬早からず。一瞬遅からず。しかし自分の中でこの人と出逢いたいという強い思いが無ければ、どんなに素晴しい人と出逢っても縁は生じない・・・この言葉に集約されます。
和田:  その出逢いのコツっていいますか、まあ犬も歩けば棒に当たるっていう訳にもいかないし、何も意図せずに歩いていると意図しないものにはぶつかるけど、そこに意味を考えても何も答えは出なくて、逆にネガティブな思いで世界を見ていると、ネガティブな事ばかりに当たるわけですね、僕の人生の経験から・・・
松尾:  ええ。
和田:  マーケティングなんかもそうなんですけど、自分がこの人に会いたいと思った時に多くの人は、怖気づいたり、いろんな思いがあって男女関係なんかまさにそうですよね。
松尾:  ふむふむ。
和田:  告白するのが怖くてとか拒絶されるのが怖いとかね。でもやらずに後悔するよりは、やって後悔するほうがいいって言う事もありますよね・・・笑。
実際に、思い切って行動してみて、なんてことなかったなんてことも多い。
松尾:  いやほんと、和田さんにも、なにか私と共通するものを感じるんですね。
次から次へと、もう感じたらすぐにでもアプローチと言うかシナプスをつなげようとするメカニズムをすごく感じるし、素晴らしいと思います。特にそれは、ボーダレスなんですよね。
そこがすごい・・・日本という枠を越えてるじゃないですか・・・
内発するものがあると本当、止められないですよね・・・笑
和田:  僕の場合は、無茶苦茶ですよね。英語もブロークンなんで・・・
松尾:  この人と出逢いたい!と、すごく熱い思いで行った場合、もうロジックとか損得を越えた感性があるからみんな繋がるんだと思うんですよね。その時、お互いの意識の発露がありますね。
和田:  人と出逢っていくコツなんかありますか?
松尾:  そうですね・・・とにかく出逢うという事を楽しむことから入るといいと思います。
本来、人間ってセルフリファレンス、自己防衛があるから、人と会うって苦痛が伴う場合もありますが、せっかく与えられたチャンスなので、会ったその時間は楽しむことが大切・・・まさに「一期一会」でこの出逢いは二度ないという感覚です。

お陰様で、気がつけば本当に「出逢い」に関しては恵まれています。
先日は「口ぐせの魔術」で有名な作家 佐藤富雄さんの熱海のご自宅に招かれて夕食をご馳走になりましたし、アフターファイブでは西城秀樹さんと一緒にジムで走ります。
講演会では養老孟司さんとよく同行いたします。

有名人と会っているのが自慢という思いはぜんぜんなくて、ご縁やつながりの不思議さのようなものを感じています・・・
和田:  ジャンルがすごいですねえ・・・
松尾:  もうねえ・・・自然の法則で、どんどんとご縁が繋がって・・・
それで、僕の中では意図していないから、いろんな人と自然にプログラミングされちゃってるんで、ありがたく感謝していますよ。ホント、出逢いの神様に感謝。
和田:  松尾さんは、すごくニュートラルなんですよね。
 僕は、礼節と対等性と言うのはとても大事かなと思っているんですけど、その辺はどうですか?目上の人と会う時に、気遣いとか、結構平気で、フラットながら親しき仲にも礼儀ありみたいな。
松尾:  そうですね。あんまり飾れないので、できることは“目力”。目だけはすごく輝かせてることに意識していることと、もうひとつは帰り際の“残像”。その人の去る後ろ姿を見ればだいたい印象って残っちゃうので、“目力と後ろ姿”だけは最高のものをお渡ししようと心掛けています。あとはできるだけ自然体に・・・
和田:  僕は帰りにくいじゃないですか・・・
二人爆笑
松尾:  いやいやそれだけ。いろんな事に作為を加えると、そういう本物の人達にはすぐにわかっちゃいますよ。
見えない世界は、心の琴線に触れる
和田:  すごく成功したいという思いが強い人達には、どうしてもガツガツしたイメージがあったり、同じ出逢い力でも、どっかのセミナーの後、懇親会で、あの人この人って走り回っている人もいますよね。
松尾:  うんうん・・・(笑)
和田:  やっぱりそういう人って言うのは、会っても名刺だけ欲しいのかなって言う感じだったり、何か深みが無くてそれが伝わっちゃうと・・・
 チャンスを広げる事とか、名刺交換の数なり、人と会う数って言うのは、全く違って、僕が思うのは「たった一人の中で、十分全て、宇宙が全て」見たいなのがあると思うんですよね。ただ僕が人と会って伝えてる事って、多くの人に伝えることがミッションだと思うので、多様な価値観の中で、この人は面白いと思う人を選択していけばいいと言う意味では、数を会った方がいいと思うし、僕が一応インタビューする時って、僕の色はどうしても付きますけど、ただ、できる限りニュートラルになっておかないと、結局僕フィルターで全部伝えてしまうことになりますよね。
松尾:  でも、最近思うのは、それはもしかしたら一つの法則として有り得るのかな・・・いろんなプロセスを経て、いろいろな価値観、人生観、人間観が積み重なって、ある展開になってくると和田さんも感じているでしょうけど、似たような価値観の人とどんどん出逢う。逆に思っている事とか、活動の一つの哲学とかが同じような人としか会ってないと言うか会わないような展開になってくるじゃないですか。まさにSame wave(気が合う)!
一昔前はこの人は傲慢だなとか自己中心的だなあと思う人が結構いました。
和田:  出会った人で?
松尾:  結構いたんですよ。でも、最近はあんまり出会わないかな。スパイラルの法則でお互いの共通知人、友人も何か似たような波動だし、似たようなメッセージだから、住み分けがはっきりしてきた・・・

 これは不思議なもので、同じメッセージや価値観に触れると安心しますよね。例えば鍵山秀三郎さんの「心を磨く」などの話を聴くと何度、聴いても嬉しくなる。
和田:  僕は、ボディー、マインド、スピリットって言うすごくベーシックな所でものを見ていって、ボディーって肉体であって、マインドレベルは感情レベルで心理学レベルなんですけど、スピリットレベルは、僕は全ての人は100%輝いてると思っているんです。
 スピリット意識の究極はキリスト意識やブッタ、もしくはよく言う神意識とか、全ての人はもちろん物、物質もスピリットレベルは100%。
 でも段々と物質化していくにあたって、バイブレーションが凝固してくるって言うか、その段階においての過程があり、そこでマインドレベルでは人間と、スピリットレベルでは多分潜在意識で繋がっていると思うんですよ。普遍的に・・・
 だから、スピリット意識に近づけば近づくほど、皆と共有している部分が多くなるから人のものを受け入れていくと言うか、自分の執着が離れて行く世界に行くと思うんですけど。だんだん物質化すると、アイデンティティの世界に入って来て、そのアイデンティティがエゴの世界に来て、その過程で感情レベルがあると思うんです。
松尾:  ふむふむ・・・
和田:  その感情の部分がバランスと言いますか、本当は全部統合されれば一番いいんでしょうけど、逆に、スピリットレベルだけでいきますと、現実が伴わないって言うか・・・
松尾:  そうですね。その通りで、私も26歳で会社を作って、「あらゆる教育事業を通じて、人づくりに貢献」と言うミッションを基に事業をやっていて、やっぱり企業向けにいろんな教育しようとすると、当時は、スピリチュアルに対する理解がなくてアレルギーがとても強かったのです。私は、社員のコミュニケーションを高めるために、内観、自分の内なる心を聴きましょうという様なワークをやると「それは宗教っぽい」「それは勘弁してくれ」とか「うちはもっと生産性を上げたいんだ」と「もっとスキル、技術的な研修をいっぱいやって欲しい」と言われ、「松尾君、目に見えないものとか、プログラムに盛り込みすぎだ」って怒られて、「でもやっぱりそう言うのをベースにしない事には、その人の生きがいとか働きがいって言う琴線に触れないんですよ」とずっと主張し続けていました。
 ところがどんどん時代が変わってきて、特に外資系なんかもそうですけど、正しく人間の芯の部分に光を当てないとモチベーションも上がらないし、コミュニケーションレベルも全然良くならないって言う事を理解しだしてきました。いわゆる目に見えるものって言うのは会社の貸借対照表とか、売り上げとか設備とかオフィスビルなど、目に見えないものは経営者の志とか社員の思いとかお客様への感謝の気持ちとかです。そう言った数字で表せられないものを扱っていくとそこからダイナミックに企業文化が変わっていくということを一貫してやってきました。
和田:  ええ・・・
松尾:  近年ではコーチングと言う形であったり、最近ではファシリテーションとかNLPも含めて、そう言ったアレンジだと特に大企業は喜んで受け入れてくれるんですね。でも基本的には、同じ人の意識レベルの事なんですけどちょっと東洋的で愚直すぎたのかも知れません。
和田:  実際にやられていて、一切、表向きにはスピリチュアルって言う事は表明もしていないし、匂いもだしていないんですよね・・・
 講師の人たちの中に、ある非常にレベルが高い人たちが集まっていて、そういった人たちが語る中に、自然に染み込んでいく様なメッセージの形になっていると思うんですけど。
実はスピリチュアルだったんですよって宣言もいらないと思うんですけど・・・
急にお客さんがいなくなったりして・・・笑
松尾:  いや、でもね、講演業界をずっと見てて、精神性が盛り込まれていない、そういうことがわかっていない講師は深みが無い。どんなジャンルの事を話しても、ベースにスピリチュアルな部分を持っていないと、まず伝わってこないですよね。
和田:  まあ、スピリチュアルって言うと、今僕はマップを作っているんですね。
 特に、1800年代後半ぐらいからの神智学とか、歴史を1枚のシートにマッピングしてみようかなと思っているんです。そうすると今、スピリチュアルって言われている世界が何なのかよく見えてきます。スピリチュアルって、霊性っていう意味なんですが、ただ僕は、コンシャスネス=意識というのと、意識的世界とかそういう部分、精神世界がスピリチュアルとか、混ぜこぜになってますけど、実際は何でもいいんですよね。
松尾:  なるほど。
和田:  ただ、それを包括した意味でスピリチュアル。
 欧米で言うスピリチュアルの意味と日本でいう意味はかなり違っていて、本質的にはもっとすごく広い範囲でもあるし、霊性が高いって言うのは、人の中にある人間性を超えて何か聖なるものと言いますか、人間的に素晴らしい人ってイコール霊性を持たれている方ってほとんどじゃないですか・・・
 そう言ったところに、皆さんの内側の霊性に気づけば、おのずと人間力も上がってくると思うし・・・
松尾:  今の霊性で、やっぱり人間教育と重ね合わせると、さっきの出逢い力などは、どちらかというと、いかに良い事を思うことがベースと言いましたが、やはり外せないのは、人間っていうのは、この世に生れて悲しみとか苦しみなどの自分に弱い部分と、どうダンスしていくかっていうところが、実はすごく私の中でとっても大事にしているところです。
徒然草にある「花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは」の世界ですね。

私は別府に、ほぼ2ヶ月に一回は行ってそこの野湯に浸かり、できるだけ一人で離見をする習慣を大切にしています。無論、楽しかったこと上手く行っていることを噛みしめたりもしますが、亡き父への愛慕とか、病気の母親への憂いとか、日頃の仕事でうまくいかなかった事、自分の中で叶わない事も、そこで棚卸をするんです。ホリスティクな内観です。
 ある意味で、そう言うものと向き合って味わう、先日、あのミッチェル・メイさんも、最後に僕の質問に答えてくれたように、そう言った苦しみ、悲しみを一つの世界として味わう、楽しむと言う事は、ものすごく大事なことだと教えてくれましたね。
和田:  そうですね。ネガティブな事って言うのは避けようとしたりとか、自分の中から外してしまおうとするんですけど、味あわないと溶け込んでいかないかいっていうか、人生の深みになっていかない訳で・・・
松尾:  そうそう。
和田:  この前も教えていただきましたが、何で別府なんですか?・・・・笑
松尾:  これもご縁で、僕のスピリチュアリティを形成してくれた恩人の一人に、安陪常正さんという禅師がいらして、この方は、禅の教えの基に心身健康法を編み出して、黙って座る習慣と玄米菜食を中心とした食事を整える習慣とあとは「氣」を使った調身法です。現在、長嶋茂雄さんをずっと治療されています。
和田:  へえ・・・
松尾:  その方と16年前に出逢いました、日本のパワースポットの多くは、当然良い温泉が湧いてて、秋田の八幡平の玉川温泉って知ってます?岩盤浴の元祖です。
 いま、ここは、「病気の甲子園」と呼ばれていて、難病はそこに行けば治ると評判です。そこはなかなか予約が取れないんです。山奥で部屋数が少ないから。
和田:  へえ・・・知らなかったです。
松尾:  そこへ僕は経営者の人を連れて行き、安陪先生と心身健康獲得セミナーを実施しました。
その次に、別府に行って、泥湯とか砂湯とかを巡って、いまで言うデトックスですよ。
それをしながら食事を整えて、黙って瞑想して、約3週間湯治をしたら、参加者の皆さんの人相まで良くなっていくのを目のあたりにしたのです。
このエナジーの高い土地に触れていると元気に長生き出来る!と確信して、それで別府にマンションを買っちゃった。(笑)
一遍上人のように、メッセージを伝えていきたい
和田:  瞑想は日常的にされてるんですか?
松尾:  大体やってます。
毎日じゃないけど自分の中で欲すると言うか・・・いろんな人に会った日は特にやります。エネルギーの図書館のように、本をいっぱい出して開いたままの状態なので、夜中はその本をかたづけないと・・・
 ホント、僕は夢がリアルで・・・1日いろんな人にいっぱい話をするとハレーションを起こして、夢の中でその事が再現されちゃって、何度も跳ね起きる事があってですね、瞑想しないともうしまえない・・・笑
和田:  それは、禅的なやり方ですか?
松尾:  いや、今ではラフにダウンライトの部屋で椅子か結跏趺坐(けっかふざ)で。
和田:  大体1時間ぐらいですか?
松尾:  いえ、2〜30分ですね。
和田:  もう、松尾流になってますか?
松尾:  TM瞑想とか禅式も学びましたがもう完全にラクラク松尾流・・・笑
和田:  段々とね。
松尾:  そうそう。一番気持ちいのいい感じで・・・
和田:  なるほど、非常に面白いですね。
あの・・・いろんな宇宙の不思議な法則って言うのが、僕のテーマなんですね。
どうもこれは、ずっとお話を聞いたような出会いとか、人生の中でのいろんな出来事と言うのは、ある法則の中で動いているという事をものすごく感じるし、松尾さんのお話からも感じるんですが、そう言うものってどんな風に感じますか?
 不思議な法則や力学と言うか、そこの中で動かされたり、もしくは、自分が意図して動いても、結局ロジックの中で動いている事になっていて・・・
松尾:  うん。
和田:  であれば、それを僕はロジックを、逆にうまく利用していこうと言うスタンスにいるんですけど・・・
松尾:  そうですね。やっぱり何って言ったらいいんだろ?そう言うのも早いうちから感じてたもので、常に自然の法則はあって、特に和田さんもそうでしょうけど、世界を旅すると、また、その感覚が明確、クリアになると言うか、私も特に、インドとかスリランカとかに行って、この小宇宙・・・、この世の中でも旅してると、尚更そういう神秘性を感じますし、自分の魂の中ですごく波動が活性化する。仕事なんかでルーチンに追われると、やっぱりドカーンと旅に出ないとセンサーが錆びついてしまう・・・
和田:  そうですね。成長しようと思えば、一番てっとり早いのは、全く日本と環境が違う所に行くと・・・インドとかある意味いいですよね。行きやすいし、アメリカでも、特にワイルドウェスト、アリゾナとかユタの辺りが大好きで、なぜか僕は惹かれます。ペルーもよかったですけど・・・
松尾:  そもそも、人生が旅みたいなもんですからね。
和田:  そうですね。
松尾:   最近、私のチャレンジしていることは、自分の言葉で人に思いを告げるというワークです。つまり、自分が講演するということです。
基本的には小さい頃から人前で話すことは好きだったのですが、28歳くらいの頃、例の竹村健一さんの講演会をシリーズ化して、500人超満員のセミナーで、主催者挨拶ということで「ヨーシ、竹村さんやみんなの前でいい話をするぞ」なんて壇上に上がったら、突然、頭の中が真っ白になっちゃった・・・笑
和田:  真っ白になったんですか?
松尾:  はい、完全に。そのうち会場がザワザワしだして、しどろもどろのスピーチしか出来なくて、ものすごく身が縮む思いでサイテーでした。

それからというもの、人前で話そうとすると自分が自分でなくなっちゃうことがずっと続いてたんですよ。
その悔しさを、プロデュース側に回って、いいコンテンツをどんどん提供するのが、僕のミッションなのだ!と公言していました。
 でもどこかで、自分も“門前の小僧習わぬ経を読む”で、僕だってこう言う事を思っているし聞いてもらいたいという気持ちが溢れ、いざ講演してみると全然共感してもらえてないような気がして一人NG出しをしていました(笑)・・・
 そんなジレンマの中でもあきらめずに、呼ばれたら喜んで参上して、ひとつひとつの講演を大事にこなしてきました。結構な回数をこなしてきた時点で、やっと「自分は教師になりたかったんだ!」と本心から気づきました。それはやはり、僕の中で、スピリチュアル的に満足が得られる活動だったのです。

 今でも、話す前の日とかは、ナーバスな気持ちにはなりますが、自分では止められない大好きなお勤めなので逃げずにぶつかっています。
今後も、昔の一遍上人のように西に東を旅して、街の辻々に立ってはご縁ある方々に人生の気づきや明るくなる話を手配りしたいと願っています。
 これは、すごく私の魂がワクワク、ウキウキすることです。
和田:  最近、講演しましたか?
松尾:  そうしたら今回、夢は叶うものである企業の女性支店長1,000人を前に記念講演をやって欲しいという依頼がきて、先日、大いに楽しんできました・・・。もう自分はヨン様?と錯覚するくらい盛り上がりました(笑)。


和田:  素晴らしいですね・・・
松尾:  僕は、この20年間の活動で何が人と違うかと言うと、「学びをプログラムさせる専門家」として生きてきた事と、ほぼ毎日、2つ、3つの講演会、研修会を実施してきたわけです。 だから、こんなに真剣に人の話を聞き続けた人間も、あんまりいないのではないかと、それをシェアすることが、僕のいまの大事な仕事なんですよね。
和田:  ええ、引き出しも沢山ありますしね・・・開ければ・・・
松尾:  ところが結構、黙ってるとですね・・・笑
和田:  ドアが開かない・・・笑 ちょっと整理して、引き出しをゆるめないと・・・。
松尾さんのビジョンとしては、これから、もう少し広げていって、今まで人をプロデュースしてきたところから、もう少し松尾さん自身をどんどん出していくって言う感じでしょうか?
松尾:  ひとつの任務はまさしく出逢いの料理人で、僕のずっとやっていることですが、素晴らしい人に出逢って、その魅力を受け入れて、大事にして味わい、それを分かち合う。
これは、私にとってすごく至福なことです。

それとですね、最近では講演とか研修の企画派遣って、新規参入がすごく多いんです。
 でも、うちは「人づくり、人間教育」をベースにしてきたので、それが哲学的に違うのと、美意識としてやっているのは、和田さんも含めて、文化的な英知って言うのは、日本の財産だと思うんですよね。
 この日本のこの時代においてジャンルを超えて、ある才能、思想、研究、スキル、メッセージを持つバリューある方々を統合する機関として「英知の泉プロジェクト」を展開しています。いつかは「日本一の文化人マネジメント会社」を実現させたいものです。
思いがある人は強い
和田:  僕は、松尾さんとお会いして、最初の第一印象からそうなんですけど、やはり思いやりと愛を感じるし、とても深くて、言ってみれば、目利きだと思うんですね、いろんな経験をされてるから・・・
例えば、その人がどこから発信しているのか、発信源?みたいな所が、浅いとどうしても伝わっていくものですよね。
松尾:  うん。
和田:  僕なんか結構テクニックの前に、精神論ばかり説いちゃうところがあるので、もっと実践的なところも伝えていかなきゃいけないんですが・・・
松尾:  でも、そんな思いを重ねている人が「人生のマラソン」では強いですね。
人生をマラソンレースに例えるとしたら、やはりテクニック派よりも思いの深い人が、いい順位でレースを完走しているようです。
 仕事柄多くの人を見てきて、才能が有り過ぎる人、IQが異常に高い人、妙に器用な人は短距離、中距離走までは華やかで好成績ですが、持久戦になると愚直に思いを重ねて生きている人が豊かな晩年を迎えている感じがします。
和田:  僕は本当のマラソンを走れないですけどね。とか言って・・・
二人 爆笑
和田:  松尾さん、最後なんですけど、これからの時代はどんな風になって行くと思います?
50年ぐらいって言うのは・・・
松尾:  ・・・そうですね。
 あんまり政治とか宗教とか、たまに論じたり、パネラーとかで意見を求められるんですけど、それらをあまり追及したり論ずるのはちょっと不毛な感じがして、言葉だけの問題になったり、必ずそこにはイデオロギーとか正義とかの論争になっちゃうので苦手です。
とにかく、多くの人は「平和」とか「愛」を心から望んでいると信じて生きています。

 私の中では、やっぱり意識レベルの大きな揺さ振り、スパイラルが起こっているようで、世の中、楽しく生きている人がかなり増えているという実感がすごくします。その中で、とても大事なことは、愉快に生きている人たちの気づきを・・・まさしく分かち合う、何かを与えあうという事が伝播して、もっと大きな善循環、スパイラルが起こると思います。 


たぶんこのサイトを見てる方々は、非常に豊かな感性で、今とてもいい転換点が来ていると感じていらっしゃると思います。時代も人々の思いで染められるものだと信じるところからよくなっていくと感じています。

 僕は企業研修をやっていて垣間見るのは、特に大企業の40代、50代の方々はとてもいい環境でずっと生きてきたので、自分の人生の舵取りを人任せにしている人が多いです・・・
和田:  ああ・・・事務的なんですねえ・・・
松尾:  ええ。本当に、びっくりするぐらい自分の人生を任せて、本気で考えない。
そういう人達には、ちょっとしたキッカケでマイモーターを回し直せるよっていう事を必死に伝えています。
和田:  少しずつ、マッサージレベルでやらないと・・・
松尾さんの話でもかなりショッキングですよね・・・笑
松尾:  ・・・笑。特に、会社のエリートで参加してる人は、僕の研修やプログラム自体すっごいいやだって・・・だけど、2泊も寝食を共にすると感応してくれている・・・笑
やはり知識のエリートは冷たく、知恵のエリートは温かいもんです。
和田:  僕なんか講師だったら激怒して、席を立たれるかも知れないから・・・
なかなか難しい。
松尾:  爆笑・・・
和田:  そうですよね。
松尾:  本当のリーダーシップは、昔のようなカリスマとか、恐怖でコントロールするんじゃなくて、周りの仲間が輝いたり喜んだりする姿を我が喜びと感じ、常に明るいソリューションを提案して、みんなの成功を実現する人こそが本当のリーダーだって言う事をつくづく多くの事例を見てて思いますね。
和田:  そうですね・・・じゃあ、僕もちょっとココデシカでデビューをして・・・あのぉ・・・
あやかりたいと思いますので・・笑。ぜひ、よろしくお願いします。
松尾:  いえ、もう本当に末永くよろしくお願いします。
和田:  ほんと、今日はありがとうございました。
松尾:  ありがとうございました。
松尾 一也/プロフィール
(株)ルネッサンス・アイズ代表取締役社長
Coco-de-sica校長
(株)マネジメント・ロジック取締役

大学時代より、管理者養成学校、フォーラム等を受講。
脱サラ後、竹村健一氏などの講演会を企画開催し、現在では300名に及ぶ講師陣ネットワークを築く。
企業内教育・シンポジウムも多く手掛けラーニングオーガナイゼーションが専門。
現在、ミニスクール“Coco-de-sica”を社会教育のメッカにすべく専心している。



主な著書

出逢い力―あなたに逢えてよかったと言われる人生
■ 明日香出版社
【取材後記】
 松尾さんと初めてあったのは、作家・本田健さん(http://www.aiueoffice.com/)の講演会で、彼の控え室におじゃました時のことだ。本田健さんは、僕たちの共通の友人で、たまたま、控え室を訪れていた。それで、紹介を受けたのが始まりだ。
  とても誠実感溢れる物腰に、何かご縁を感じ、ほとんどお話しする時間はなかったが、再会を約束してその場を別れた。その後、連絡しなければと思いながら時間が経って、今度は、僕の親友のマダム由美子さん(エレガンス研究家 http://www.ballerina-style.com/)の出版記念パーティーでばったり会った。交友関係が近いこともあるけれど、会場でなにやら渋い笑顔を光らせている存在感が、松尾さんその人だった。
  松尾さんは、人と繋がる天才だと思う。人を寄せ付けないオーラを出す人もいれば、人を受け入れる懐を持った人もいる。松尾さんの場合は、正面はきちんとノックしなければ入れないような、フォーマルな雰囲気を持ちながら、実は、裏口はいつも開いてるよってサインを出している人だと思う。

 いろいろとお話をして、意気投合して、聞けば聞くほど奥が深い。事業も素晴らしい実績の方。ミッションと事業がここまでリンクできて、しかも成功されている方はなかなかいない。僕にとっても、素晴らしい先輩の一人だ。このスピボイを読んで松尾さんや松尾さんのココデシカの事業に興味が出た方は、ぜひ、Webサイトにアクセスして欲しい(ココデシカ http://www.coco-de-sica.com/)。魅力的なセミナーも展開されているし、もし、会社にあの有名講師を呼びたいとか、何かの企画で講師を検討されていれば、ココデシカに相談するといいだろう。松尾さん自身のセミナーも魅力いっぱいだ。
 松尾さんの“出会い力”は、運とかテクニックではない。出会いというのは、そこに深いスピリチュアリティが働いている。それは、出会うべくして出会う運命の予定のひとつであり、その出会いは、自分という存在の意識的成長の準備が、予定通り整っていれば、ほぼ正確に、運命の予定通りに出会うのだろうと思う。
 いい出会いは、まさに“出愛”だ。愛を出せば、愛は返ってくる。愛を感じ、受け取る人は、出会いとなって現れる。会いたい人には、ただ興味本意で会いたいというのではなく、愛たいのでなければいけない。そう、愛したい人であるべきなのだ。出会い力の高い人は、愛する力の大きな人。いつも愛を出せる人、出している人。愛の存在である人。松尾さんは、愛の大きな人だなといつも思う。愛の大きな人は、受け入れる度量が大きく、許容が大きい。つまり、許しの人であるということ。松尾さんは、本当に人が好きな んだなあ。だから、人に好かれる。信頼される。フォーマルな出で立ちの背景には、情熱的で、ユーモアが好きないたずらっ子が潜んでいる松尾さん。松尾さんと会ったら、いつも開け放たれている裏口からどうぞ。。。それがどこにあるかは、皆さんの感性・・・出会い力次第です(笑)。

記 和田達哉